初心忘るべからず

久しぶりにライブへ行ったよ。
曽我部恵一独り会@バナナホールへ行ってきました。
まず、去年の曽我部ツアーライブがバナナホール最後の日だったはずなのに、またこうして今年もバナナホールでライブを見ていることが素敵。バナナホールは音がいいので、こういう弾き語りライブにはピッタリです。今日は椅子ありだったけど、パイプ椅子で5時間!だったので、とっても疲れた。でも、とっても楽しかった。


今回のライブの目玉(?)「愛と笑いの夜」10周年全曲生演奏もすごく良くて、ぐわーといろいろ思い出したけど、それ以上に終盤の数曲がとても良かった。途中、曽我部さんの声が出にくくなってきていて、これはどうなることか〜とハラハラしていたら、終盤見事に持ち直して、その持ち直した声で歌ってくれた「成長するってこと」がめちゃくちゃに良かった。「成長するってこと」はサニーデイの曲の中でも数少ないメッセージ性の強い曲です。昔、それこそ10年近く前、この曲を聞いてこういう大人になりたいと思った理想像が私にはあったはずなのに、いったいそれをどのタイミングで忘れたのか!?


今日、サニーデイ時代の曲とかソロになってからの最近の曲とかたくさん聞いて、やっぱり私の青春(のようなもの)はサニーデイが解散したときに終わったんだなあ…とあらためて思いました。ただこうやって、その頃の気持ちをちょっとでも思い出させてくれる人がいるってのは幸せなことです。正直、私は曽我部バンドでサニーデイの曲をやることに少し違和感を感じていたので、今日、ソロでサニーデイの曲がたくさん聴けたのはとても良かった。最近の曲も、もちろん好きだけど、私にとっての極上青春ミュージックであるサニーデイの名曲たちとはまた違った味わいです。それは、曽我部さんがどうこういうより私の問題なんだけどね。


あらためて、こういう大人になりたいと本気で思っていたころの気持ちを思い出して、自分を磨いていきたいと思いました。磨くっていってもそんなたいしたことじゃないんだけど。ただ、ギスギスしない優しい気持ちの人でありたい。